みるく不調(いちご小6・みるく小4)

学校から帰るなりみるくが「全部話していいですか?」と元気のない声で言う。
はいどうぞ。何があったのでしょうか。
「お湯に入っていないのにのぼせたみたいになって、あと、後頭部が痛くて、気持ち悪いし、それと手が急に痛くなる」とみるくは言う。
ずいぶんいろいろな症状が出たものだ。
みるくの場合、病は気からであることが多いので話半分で聞いておく。
ただ。
子供のイメージ力というのはすごいもので、
いったん具合が悪いと感じると、みるくは思い込みの力で本当に体調を悪化させたり熱を出したりする。
ここ一週間暑さがぶりかえして毎日32度をこえていたので体調をくずしたのだろうか。
とりあえず今日は様子見だ。
いちごを七田に送らなければならないので、みるくには先に寝ていてもらうことにした。
30分後。
みるくより電話あり。
「すごく気持ち悪いし頭痛い・・・」という。
病院に行きたいのかどうか聞いてみたところ、少し悩んだ末に
「ぼくは心配性だから行きたい」という。
これも病は気からの別バージョン。
みるくは病院で診察を受けて薬を処方してもらうと、安心するのか具合が少しよくなるのだ。
先生いわく「軽い風邪じゃない?」とのこと。
抗生剤と鎮痛解熱剤が処方された。
病院に行ったことで、精神的にはちょっと元気になったものの症状はそのまま。
ぐっすり眠って早くよくなってください。