みるくの野望(いちご11歳7ヶ月・みるく9歳7ヶ月)

昨日ラクトでRちゃんが中学受験の志望校について話をしたからだろうか。
みるくが「ぼく、一番難しい学校に行きたいな。」と言い出した。
「一番難しいところってどこ?」とみるくは聞く。
中学入試の最難関といえばやっぱりつくこまでしょ。
「ちくこま?」といちご。
筑駒。筑波大学付属駒場中学校。
偏差値70をこえる国立の男子校だよ。
ちなみに筑波大学付属はもう一校あってこちらは共学で偏差値は60台後半。
私立御三家なら開成・麻布・武蔵だけど、私立受験は我が家の選択肢にない。
東大合格率で有名なのは開成・灘・筑駒だろう。
まあ、どの学校も簡単には手の届かないはるかかなたの世界さ。
数学オリンピックの日本代表がごろごろいるような学校だからね。

一番上を目指したいというみるくの前向きな向上心はすばらしい。
(いちごには全くなかったものだ)
塾に通って必死に勉強にうちこむ覚悟がみるくにあるなら応援するけれど、おそらく軽い気持ちで言ってみただけだろう。
みるくの気持ちがどの程度のものなのか本人に聞いてみよう。

「その気があるならとりあえず過去問でも見てみる?」
「みるくなら今からがんばればけっこうなところまでいけると思うよ。」
「でもまずは採点者に読める字で解答を書けるようにならないと受験以前の問題だよ?」と告げた途端
「あ。じゃあ、ぼく、無理だ。」とあっさり断念するみるく。
あきらめるの早っ。

こうしてみるくの野望は一瞬でついえたのであった。