みるくとたんぽぽ(いちご11歳6ヶ月・みるく9歳7ヶ月)

みるくが泣きそうな顔で帰宅した。
友達とけんかでもしたのかな?と思いつつどうしたのか聞いてみたところみるくは無言でたんぽぽを差し出した。
「苦い。ぷーっと草笛しようとしたら汁がたれた。めちゃくちゃ苦い・・・。」と渋い顔。
「たんぽぽの茎で草笛みたいにできるかと思って・・・」とみるくは言う。
ふふふ。
確かに苦いよね、たんぽぽ。
私も昔たんぽぽ茶をつくろうとして大失敗したことがあるから分かるよ。
茎をうまく指でつぶしながら吹くと音が出るはずだから練習してみるといいよ。
ただし洗ってから使う方が苦くなくていいかもね。
歯磨きを終えて復活したみるくがたんぽぽを眺めながら「これ、セイヨウタンポポかなカントウタンポポかな」とつぶやく。
火曜日のラクトでタンポポについて学習したばかりだからだ。
在来種と外来種を見分けるポイントは総苞(そうほう)。
花の下側で花を包むように支えている緑色の部分が総苞。
この総苞片の一番外側の部分が内側にひっついているものが在来種で、逆に外側にそり返っていたり、大きく離れていたりするもののが外来種
(ただしシロバナタンポポは少しそり返っているらしい。)
総苞を観察した結果、みるくが持って帰ってきたタンポポセイヨウタンポポであった。
カントウタンポポも見つけられるといいね。