善光寺参り(いちご11歳5ヶ月・みるく9歳5ヶ月)

本日いちごみるくは実験教室。
私は学生時代の友人と一泊二日の温泉旅行。
中学・高校・大学と一緒だった友人Kから温泉旅行に誘われたのだが、だめもとでパパといちごみるくに聞いてみたところ三人とも快諾してくれたのだ。
なんとありがたいことだろう。
感謝感謝である。
KとRと私の3人で行く予定だったのだが、Rが身内の不幸で急遽キャンセルになり二人旅となった。
行き先はKリクエストの長野。
目的は温泉と善光寺東山魁夷美術館だ。
牛に引かれて善光寺参りという言葉は知っていても善光寺そのものについてほとんど知識がなかったので、良い機会だからと図書館で関連書籍を借りまくった。
善光寺建立の由来を描いた善光寺縁起はいかにも後付け的な怪しさがあるが、なかなかおもしろい。
まずは善光寺縁起の絵解きをしてから善光寺参り。
定番スポットをおさえつつ、一番楽しみにしていたお戒壇巡りへ。
御本尊が安置されている瑠璃壇の床下にある真っ暗な回廊を手探りで進み、御本尊の真下にある錠前を触ると極楽往生が約束されるというのだ。
回廊は真の暗闇で目を開いているのか閉じているのかもわからない。
怖々進むのでおそらくほんの短い距離なのにとても長い回廊を歩いているような気がする。
無事、錠前らしきものに触れ、回廊突破。
あまりにもおもしろかったのでもう一度チャレンジ。
二度目は歩数を数えてみた。
約60歩。
短いような長いような距離だ。
さらに三度目のチャレンジ。
今度は回廊そのものをじっくり調べてみた。
天井がかなりひくく、左右は両手を思いっきりのばせば同時に届くほどの狭さだ。
暗闇が怖いのであろう小さい子の泣き声が前方から響く。
三度目にして回廊の形状をだいたい把握することができた。
せっかくだからと私は三回も巡ってしまったが、一回目だけでやめておく方が強烈な印象と神秘性が残っただろうな。
善光寺参りのあとは参道で少し買い物をしてから宿へ。
のんびり温泉につかりおいしい夕食をいただいた。
Kと会うのは3〜4年ぶり。
一日中しゃべっているのに話はつきない。
長い間会わなくても会った瞬間昔に戻れるのっていいね。