いちご帰宅(いちご小5・みるく小3)

朝食を食べずにのんびりしていたみるくが8時になって「牛乳だけ飲んで行ってくる」と言い出した。
まてい。
朝ご飯を食べずに登校するなんて許しませんよ。
「だってパパが朝ご飯まだだから先行ってって(一緒に登校する友達に)言うのはなしだって言ってたよ。
食べ終わってないなら食べずに行けって言ってたよ。」
朝食は一日の活動の源なんだから、子供が朝食抜きで出かけるのはだめです。
しっかり食べてから行きなさい。
そんなかんじに今朝もばたばたしつつみるくが登校。
夕方、移動教室からいちごが帰宅。
お土産はぬいぐるみやマスコット各種
「ママにはメモ帳買ってきたよ。メモ帳よく使うでしょ?パパとみるくには買ってくるの忘れちゃった。」といちごが言う。
えー?
そのマスコットとぬいぐるみは全部自分用なの?
みるくにも一個あげたら?
買ってきたマスコットを吟味しつつ「これはあげたくないなー」「これも友達とおそろいだからだめだし」といちごが言う。
結局全部あげられないのだそうな。
じゃあ、メモ帳をみるく用にしたら?いらないって言いそうだけど・・・
そんなわけでみるく用のお土産はメモ帳に決定したわけだが、案の定みるくは一目見て「いらない」とばっさり。
いやいや、そんなこといわずに使おうよ。かわいいじゃん。
「ぬいぐるみがよかったなー。いいなー、いちごは。」とみるくが言う。
「ぬいぐるみは高いから買えないんだよ。文句いうな。」といちご。
あのねえ、いちごさん。
普通お土産というのは、自分ではなくて人に買ってくるものなんだよ。
もちろん自分用のお土産を買うのもいいんだけど、せめてみるくだけには何か買ってきてあげなよ。
それを聞いたいちごは、一気にしょぼくれてぼろぼろ涙を流しはじめた。
いやいや。
泣かなくていいから。
来年の移動教室ではみるくのお土産を忘れないようにしてあげてね。
そんなやりとりをみていたみるくが「ぼくが移動教室に行ったら、お姉ちゃんへのお土産だって言ってぬいぐるみ買ってくるよ。」と言う。
そして「それで自分のにする。自分にぬいぐるみ買うのは恥ずかしいからさ。」と続ける。
なるほど、そういうことか。
男としてぬいぐるみを買うのは恥ずかしいという意識はあるのね。
でも、お姉ちゃんにも何か買ってきてあげてね。
みるくが移動教室に行くのは2年後。
五年生になったみるくはまだぬいぐるみ好きかな?
たぶん好きなんだろうな。