ヤゴ救出作戦の忘れ物(10歳8ヶ月・8歳8ヶ月)

昨日の話だが。
朝寝坊したみるくは、あわてて朝食をすませて登校した。
「いってらっしゃい。忘れ物ない?」
「ない。いってきまーす。」
そんな会話がほぼ毎朝かわされるわけだが。
みるくはヤゴ救出作戦の持ち物を何一つ持たずに登校。
忘れ物確認の意味全くなし。
もしかしたらヤゴとりに参加させてもらえなかったかな?と心配したが、
みるくはヤゴとり用の穴あきペットボトルと上靴を学校から借り、タオルは友達から借りてなんとか参加させてもらえたらしい。
よかったねえ。
基本的にヤゴは学校で飼育するのだが、家で育てたい人は持って帰ってもよいということで。
本日のみるくの帰宅後第一声は「ヤゴ飼っていい?」だった。
いやです。
「えー。飼いたい。なんで?」とみるくが聞く。
部屋の中じゃなく、玄関で飼うのならかまわないけれど、問題はエサなのだ。
ヤゴは生き餌しか食べない。
冷凍の赤虫を解凍したものを箸などでゆらして生きているように見せかけて与えるというのが一般的らしい。
つまり私がいやなのは、冷凍赤虫の保管についてである。
冷凍庫に食材と一緒に赤虫を入れておくのがいやなのだ。
エサに関する問題をみるくに説明したところ、彼はインターネットでヤゴの飼育について調べ始めた。
「大丈夫だよ。イトミミズとかボウフラでもいいんだって。」
なにが大丈夫なのか。
「だって排水溝とかにボウフラわくんでしょ?」と言う。
確かにわくけど。
君があの重い石のフタを開けることは難しいと思うよ。
もし開けることができたとしても水面がかなりひくいから手が届かないよ。
まあ、水をためておけばどこにでもボウフラはわくけどね。
「じゃあミミズをとってくる。ミミズってどこでとれるかなあ・・・」とみるくがつぶやく。
ヤゴは学校で飼ってくれたまへ。