いちごの憂鬱(いちご小5・みるく小3)

書ききれなかった昨日の日記の続きからです。

いちごは今朝「今日はお友達と約束しないでママと遊ぶ。のんびりすごしたい。」と言っていた。
そうはいっても多分お友達と遊ぶことになるだろうなと思っていたのだが、いちごは宣言通り約束をせずに帰ってきた。
そして漢字のミニテストを取り出すなり泣き始めた。
「300文字練習だって・・・」と涙がぽろぽろり
10問とも正解は書けているのだが『字が小さいのでトメハネがはっきり見えません』という理由で2問バツにされているのだ。
厳しいなあ。
バツ1問につき150字練習するのだそうな。
かわいそうだけれど、しかたがないね。
しばらくして泣きやんだいちごは宿題をはじめたものの、少し書いたところですぐに休憩。
そしていちごはソファの上で毛布にくるまってころころしつつ「今日の昼休みちょっと憂鬱だったんだ・・・」と言い出した。
何があったのかと聞くといちごは小さな声でぽつぽつと語りだした。
給食のあとの掃除の時間にいちごは昇降口の掃除をしていた。
掃除終了のチャイムが鳴ったのでみんなは掃除をやめて遊びに行ったが、いちごは「やりたかったから」ちりとりでゴミを集め続けた。
いちごが掃除を終えて教室へ行くとそこにはもう誰もいなかった。
出遅れて遊びに加わりづらかったいちごはしかたなく校庭のすみを一人で歩いたという。
それが憂鬱だったらしい。
確かにそれは悲しいね。
次の時間にひまわりを植える予定だったので、いちごは花壇へ行ってみることにした。
そこにはクラスメート数人と先生がいて、大きなプランターに土を入れて準備をしているところだった。
「早めに行った子はお手伝いして二回植えることができたんだよ」といちごは言う。
それはよかったね。
「後半はよかったけど、前半は憂鬱だった」といちごは毛布にくるまりながらけだるげに語った。
いちごは仲良しさんと一緒のクラスだからと安心していたが、まだ新しい友達ができていないのだろうか。
早くお友達が増えますように。

ここまでが昨日の日記。

今日のいちごは「休み時間に犬ごっこをして遊んだよ」と元気に帰ってきた。
よかったよかった。
大丈夫そうだね。
かわりにみるくが「咳をすると頭が痛い」とぐったりモード。
新しい環境で気が張っていたのが少しほぐれてどっと疲れが出たのかな。
今夜は早めに寝て睡眠をしっかりとろう。