広場で元気をもらっていたいちご

昨日はスイミングの進級テストだった。
みるくは残念ながら不合格でいちごは合格。
「足がほにゃほにゃしてるからだめなんだって」とみるくが言う。
「いちごも右足があおいでるからだめなんだって」といちごが言う。
いちごは合格したんでしょ?と聞くと
「バッジ一個は合格したけど飛び級したかったから。飛び級できると思ったのになー。」といちごは言う。
飛び級をねらっていたとは頼もしい。
また次のテストで飛び級をねらってみてくれたまへ。
問題はみるくだ。
いったいこれで何ヶ月合格できないでいるのだったかしら。
・・・と思っていたら特別練習会のご案内が届いた。
進級テストの不合格が続いている生徒は11月の有料特別練習会に参加できるのだそうな。
二日目には進級テストもあるということでさっそく申し込み。
この機会にぜひ受かってほしいものである。
帰り道にある広場を横目で見ながら「ここ、何がたつのかな」といちごが言う。
地主さんが広場として開放して下さっていた空き地が売却されて使えなくなってしまったのだ。
「何が建つんだろうね」と私が言うといちごが寂しそうにこう言った。
「学校の帰りにサッカーとかがんばってるの見て元気もらってたのにな」
おや?
学校の帰りに元気がない時があるの?と聞くと
「あるよー。やなことがあった時とか」といちごが答える。
例えばどんな時?
「何かものがなくなったり、かくされたりとか、いじわるされた時とか」
まさかこれはいじめのサイン?
「いちごは前に1〜2回あっただけだけど、お友達はよく教科書とかかくされてたんだよ」
「Kちゃんなんか漢字スキルが一週間くらい見つからなくて男子トイレの掃除用具入れからでてきたんだよ」
えー?そんなことがあったの???
全然知らなかった・・・
いちごのクラスはみんな仲が良くてそんな事件はないと思っていたのにびっくり。
「最近はなくなったけどね」といちごはさらりと言う。
事件のことも衝撃だったが、そういう話をいちごがしなかったということにも驚いた。
基本的にいちごは学校で嫌なことがあった時、すぐそれについて話すということをしない。
しばらくたってから、おそらく自分の中で消化してから、教えてくれる。
それはそれですごいことなのだが、親としてはリアルタイムで報告してほしい。
もしいちごがいじめにあっていても私はずっと気づくことができないのではないだろうか。
週に一度は一人ずつじっくりと話を聞く時間を設けようと思った瞬間であった。