いちご取り扱い注意(いちご小4・みるく小2)

先日いちごが学校からガウス加速器を持って帰ってきた。
いちごに遅れること3日。
今日はみるくが持って帰ってきた。
テレビでネオジム磁石を2個使うと加速が増すということを知ったみるくはさっそく実験。
すごいスピードで鉄球が飛び出していくのをうひゃうひゃ笑って見ている。
そこへいちごが帰ってきて「なんでいちごの鉄球使うの〜」と泣き出した。
毎日毎日いろいろな理由でけんかするものだ。
みるくがそこですぐに一言謝ればこじれなかったのだろうが
「いちごのじゃないよ」と言い返したため事態は悪化。
私の鉄球といちごの鉄球が同じ場所に置いてあったので
みるくは私のものを使っているつもりだったらしい。
名前が書いてあるわけではないのでどちらがどちらなのか私にも見分けはつかない。
どっちでもいいじゃんと内心思っていたのでほっておいたらいちごがすごい声で号泣し始めた。
今考えれば何かほかにも理由があったのかもしれない。
落ち着かせてゆっくり話を聞いてあげればよかったのかもしれない。
しかしその時はあまりにくだらないと感じてついどっちでもいいじゃん、うるさいよ、と言ってしまった。
するといちごは大泣きしながら自分の部屋へ行っておこもり。
しばらく泣いてすっきりしたのか約20分後に一階に下りてきた。
様子は落ち着いていたが、しゃべり方が変化していた。
お人形遊びをしている時のような妙にかわいらしいしゃべり方なのだ。
声のトーンが高くわざとらしい。
みるくが「いちごなんでそんなへんなしゃべり方してんの?」
とつっこんでくれたがまたケンカになるとイヤなので「いいじゃんべつに」ということで追求せず。
あれは自分の気持ちをおさえるための演技なのだろうか。
いちごは四年生になってから皮肉っぽい話し方もするようになってきた。
そろそろ取り扱い注意の時期に突入だ。
子供の気持ちに寄り添ってあげられるよう気をつけねば。