寄り道じゃないよー(いちご小3・みるく小1)

寄り道はしないようにといつもみるくに言ってはあるのだが。
注意されても必ずするのが男の子という生物なのだろうか。
先日はいちごのクラスメイトKくんと一緒に小森の入り口で虫探し。
「かたつむりたくさんみつけたよ!」と細くて小さな巻き貝のようなものをたくさん持って帰ってきた。
その小森は昼でも暗く危ないので子供だけでは決して入ってはいけないと注意している場所である。
「入り口だけだったから。奥には入ってないよ。三年生のお兄ちゃんと一緒だったし。」というのがみるくの言い分だ。
入り口手前の道路からすぐ見えるところならちょっとくらい大丈夫かな・・・なんてうっかり思った私が甘かった。
翌日。
今度はいっくん(仮名)と一緒に小森の入り口でえんえん虫取り。
これはまっくん(仮名)があわてて「あの小森に入っていっちゃったよー!」と知らせにきてくれたので発覚。
いっくんママも心配して迎えにお出かけ。
申し訳ございませんでした、いっくんママ。
そんなこんなで。
誰と一緒であろうと、入り口だけであろうと、とにかく子供だけであの小森に入るのは禁止!とあいなった。
虫がたくさんいるからおもしろいのは分かるんだけどね。
あそこは子供だけでは危ないからどうしても行きたいなら帰宅してからママと一緒に行きましょう。
なんてことがあった数日後の本日。
みるくがいちごと一緒に帰ってきた。
あれ?
一年生と三年生の帰宅が同じ時刻のはずはないのに。
特別時程だったっけ?なんてのほほんと迎えてみると。
みるくがにこにこと「そこの公園でね。いっくんとぼーっとしてたら一時間もたっちゃってたの。それでいちごが帰ってきたから一緒に帰ったの。」と言う。
もしもしみるくさん。
寄り道はしないようにママはいつも言ってますよね?
「寄り道じゃないよー」とみるくは笑う。
「家のすぐ前のあそこで立ってただけだもん」と朗らかにみるくはのたまう。
場所の近い遠いではなくて。
まっすぐ家に帰らなければ寄り道。
一度家に帰って。宿題をすませて。それから遊びに行ってくれたまへ。
でも、学校からの帰りに寄るというのがいいのよね、きっと・・・
気持ちが分かるだけに私があまり強く言えないのを感じ取っているからこそ寄り道しちゃうんだろうなー。
私自身がちょっとくらいの寄り道ならそんなに悪いことだと思ってないしなあ。
でもやっぱり原則として寄り道はよくないことだと教えるべきではあるし。
全か無かではなくほどほどを教えるって難しいわ・・・