寄り道みるく(いちご8歳6ヶ月・みるく6歳7ヶ月)

学校から帰ってくるなりみるくが「よりみちしてきたー」と笑った。
こらこら。
寄り道はいけませんよ。
お友達と一緒に帰ってくるはずでしょ?お友達も寄り道していたの?
「みんな先に帰った。みるくは公園でしゅーっとしてきた。」
あれ?
帰り道にある公園には滑り台はないよね?
どこを通ってきたの?
どうやらみるくは友達とは別のルートを通って一人で帰ってきたらしい。
明日からは寄り道せずにちゃんとお友達と一緒に帰ってきてください。
「はーい」
うむ。良いお返事ですね。
ぜひよろしく。
「今日の給食はカレーだったよ。おかわりできたよ。」とみるくは言う。
今日も給食はおいしかったらしい。
私といちごは今まで献立表をチェックしたことがなかったのだがみるくは毎日確認する。
とても給食が好きらしい。
よいことだ。
話はかわって七田にて。
速聴と速読のお話は「くまとたびびと」。
みるくが「そのお話知ってる!」というのでどんなお話なのか聞いてみた。
みるく:「二人がたびをしてるの。くまがくるの。
     それでひとりは木の上にのぼるの。ににんはまにあわないから死んだふりするの。」
いちご:「ににんじゃなくて『もうひとり』だよ」
みるく:「そう。もうひとり。それでくまはいっちゃうの。
     なんていったの?ってきいたら『たびしないほうがいいよ』っていったの。」
えーと。
ラストがよくわかりません、みるくさん。
するといちごが「説明してあげる!」と話しだした。
いちご:「二人の旅人が旅をしてるの。くまが近づいてくるのに気づいて一人は木の上に逃げるの。
     もう一人は気づかなかったからまにあわなくて死んだふりをするの。
     くまはその死んだふりをした旅人に何か言って去ってくの。
     それで木の上にのぼってた人が『(くまは)なんていったの?』って聞いたら
     『友達をおいて一人でにげちゃうような人と旅しないほうがいいよ』って言ってたっていうの。」
なるほど。
そういうお話だったのね。
よくわかりました。