クリスマスイブ(いちご7歳2ヶ月・みるく5歳3ヶ月)

クリスマスイブなので一年ぶりに「ポーラーエクスプレス」を見た。
原作はコルデコット賞を受賞した美しい絵本だ。
私はこの絵本が好きなので映画化された時はうれしかった。
映画では話がものすごくまわりくどくなっているけれど映像が美しいので可。
みるくに「日本語ないのー?」と言われたがかまわず英語で見せる。
英語でも十分話が分かるはずだから分からない部分は想像してくれ。
夕食の支度をしながらぼんやりと見ていたがちょうどラストシーンの前に料理ができあがった。
やはりこの映画はラストが良い。
きりよく映画を見終わったところで夕食。
食後はもちろんクリスマスケーキ。
なぜかいつもよりスポンジが少しかためでちょっとがっかり。
近いうちにリベンジせねば。
クリスマスイブの夜はテーブルの上にクッキーとミルクとにんじんを置いておく。
サンタさんとトナカイさんが休憩できるように。
それが終わればあとは寝るだけ。
みるくが「いーちゃん!早く寝ないとサンタさんがこないよ!」といちごをせかしてベッドに入った。
そのわりには2分後にベッドを抜け出してきて「ママ、サンタさん、今どこ?」とパソコンの画面をのぞく。
みるくが見ているのはNORADサンタ追跡システム。
サンタさんは北極を出発してニュージーランドとオーストラリアを追加したよ。
ほら、もう日本に到着してるよ。
いそがないとサンタさんが通り過ぎていっちゃうよ。
画面を確認して「ほんとだ!はやくねなきゃ!」とベッドに戻るみるく。
布団の中で「みるくのうちにもポーラエクスプレスくると思うよ」とみるくが言う。
そうだね。いつか乗れるといいね。
「寝ないとだめだよ。寝てないとサンタさんこないよ。」といちごが言う。
そうそう。寝なさい寝なさい。
「ママ、鈴の音聞こえた?」とみるくが聞く。
何も聞こえないよ。
「遠くの方で鈴の音が聞こえたような気がする」とみるくが言う。
じゃあサンタさんが近くまできているのかもね。
さ。早く寝ましょう。
「サンタさん見てみたいなー」とみるくが言うと「サンタさんには会えないことになってるんだよ」といちごが応える。
その通り。
分かっているなら早く寝ましょうってば。