16ちゃん(いちご7歳0ヶ月・みるく5歳1ヶ月)

「おたまじゃくしの101ちゃん」という絵本がある。
かこさとしさんの作品だ。
ふらふらと遊びにでかけた101番目の赤ちゃんをお母さんカエルが探しに行き、タガメとザリガニに襲われて・・・というお話。
一年生はこれを来月の学芸会でするらしい。
そんなわけで、ひさしぶりに図書館でこの絵本を借りてきて毎晩読み聞かせている。
「いちごね、16ちゃんになったの」といちごが言う。
「でもね。ほんとはね。いちご、101ちゃんがよかったの。」
そうか。101ちゃんになりたかったのか。
「でも101ちゃんは4組さんだからだめだったの。いちごは3組だから。」
ふーん。配役はクラス毎なの?
16ちゃんもかわいくていいじゃない。どうして101ちゃんがよかったの?
「だって101ちゃんはセリフが長いしセリフが多いの。16ちゃんはセリフが2つしかないし短いの。」といちごが言う。
へー。
セリフが多い方がいいんだ。
ちょっとびっくり。
昔は舞台にあがるような場面では逃げまくっていたいちごが目立つ役がいいと言うようになるとは。
成長するもんだなあ。
感慨深いわ。
「じゃあ、みるくは101ちゃんね!101ちゃんになるね!」とさっそく家でも101ちゃんごっこがはじまる。
いちごは家でも16ちゃんでいいらしい。
家でぐらい101ちゃんをすればいいのに。
奥ゆかしいやつだ。
初めての学芸会かあ。
楽しみだなー。