空き箱(いちご6歳11ヶ月・みるく4歳11ヶ月)

いちごとみるくは空き箱が大好き。
二人にかかるとどんな箱でも命をふきこまれて動き出す。
本日命を与えられたのは箱ティッシュの空き箱2つ。
手足をつけて目と口を描いてできあがり。
いちごがサービス精神を発揮してみるくの箱にまで目を描いてしまったために一悶着。
「いやだー!みるくのに描かないでー!」
時すでにおそし。
いちごがみるくに「ごめんね」と謝ったもののみるく大泣き。
「いやだー!もういちごとはあそばない!」
みるくの泣き声が響き渡ったその10分後。
今度は二人の楽しそうな笑い声が聞こえてくる。
いちご:「みるく、名前考えようよ」
みるく:「いいよ」
いちご:「フルーツにしよう」
みるく:「じゃありんごっちにする」
いちご:「りんごっちじゃだめだよ」
みるく:「じゃあスプライト」
いちご:「名字もつけようよ」
みるく:「ライトスプライト」
いちご:「いちごのはかわかわりぼんね」
奇妙な名前をつけられた空き箱人形を手にしてごっこ遊びがはじまる。
こんなふうにして彼らは空き箱だけで一日中遊ぶことができるのだった。
子供の想像力ってステキ。