なわとびでゴムだん(いちご6歳5ヶ月みるく4歳6ヶ月)

私は子供のころから本を読むのが好きだ。
本を読んでいる時はどっぷりとその世界にひたる。
深く入りすぎてなかなか現実の世界に戻れない時もある。
子供達の声が聞こえなくなってしまうのだ。
今日、いちごとみるくが紙粘土でケーキをつくっている間、私は本を読んでいた。
いちごとみるくは何度か私を呼んだらしいのだが私は全く気づかなかった。
子供たちの声をまるで音楽のように聞き流してしまっていたのだ。
「ママ!だから写真撮ってっていってるの!」というみるくの怒った声が聞こえてようやく我に返った。
ごめんごめん。
その後二人が紙粘土でつくった作品を撮影。
つくるたびに「撮って〜」と言われるのでその都度カメラを向ける。
デジタルな時代でよかった。
紙粘土のあとは外に出てなわとびでゴムだん。
「ママ、なわとびしようよ」とみるくが言うのでなわとびを持って外に出たのだが、いざはじめようとした矢先に彼は「ゴーゴーゴムだん!」となわとびをゴムがわりにして飛び始めてしまったのだ。
おいおい。
ゴムとびがしたいなら最初からそう言っておくれ。
といっても、急に気が変わったのだろうからしかたがないか。
ゴムは持ってこなかったから最初の予定通りなわとびをしようと提案してみたがみるくに却下されてしまった。
で。
なわとびを使ってゴムだんをしてみたものの、あぶないったらありゃしない。
なにしろ二人とも「もっと高くしてー。ひくすぎるよー。」とやたらめったら志が高い。
いや、これ、ゴムじゃないから。
足ひっかけたら間違いなく顔から地面につっこむから。
とりあえず高い位置に設置しておいて二人がジャンプする瞬間に地面すれすれまでさげるという方法を試してみた。
ところがやっぱりいちごはだまされない。
「ママ、さげちゃだめだよ。いちご、飛べるんだから!」
そうはいってもねえ。
やっぱりゴムをとりに戻ろうよ。
そんなわけで。
ゴムをとりに家に戻ったら急に寒さを感じはじめたらしい二人は「さむい〜」と家の中へ入り込んでしまった。
今日はこれにて撤収〜。