神様について思う(いちご6歳2ヶ月・みるく4歳2ヶ月)

いちごの右手の甲にかさぶたができている。
どこかでひっかけたのだろうか。
0.5cmくらいの線のような傷跡だ。
それをじーっと見ていたいちごが「ママ見て!イエズス様の手の傷みたい!」と言った。
十字架にかけられた時の傷跡のことね。
よく知ってるね。
幼稚園で絵本を読んでもらったの?
「ちがうよ。おうちにある絵本だよ。『ちいさな聖書のおはなし』に出てくるでしょ。」
ああ、そういえばイエス様が復活なさった時のお話も入っていたっけ。
「いちごね。大阪の幼稚園に行っていた時は知らなかったの。」
そうね。
カトリック系の幼稚園に通ったおかげで自然に神様についての知識が身についたね。
よいことだ。
いちごとみるくは素直に神様の存在を信じている。(と思う)
私は神様の存在を盲目的に信じているわけではないが信じていないわけでもない。
キリスト教だけを信じているのではなく仏教もイスラム教も神道も全てが良いと思うのだ。
人の力をこえた何かの力。
信じる神がそれぞれ違っても信じるという心自体が大切なのだと思う。
お米の一粒一粒に八十八人の神様がいて
水には水の神様がいて
木には木の神様がいて
自然そのものやその恵みに感謝をする心を持てればそれで良いと思う。
我が家では最近夕食の前に感謝のお祈りをするようになった。
それは神様への感謝であり、食物を育ててくれた方への感謝であり、それを運んでくれた方、売ってくれた方、料理をしてくれた方、そして。
それらを買うためのお金を稼いでくれているパパへの感謝の祈りだ。
人は一人では生きていけない。
いろんな人と関わり合いながら助けられながら生きている。
それを当たり前のことだと思わず感謝の心を持って接していける人間に育ってほしい。
そして社会に大きく貢献できる人間になってほしい。
どうかいちごとみるくの人生がすばらしいものになりますように。
不幸な事件の犠牲になった子供たちのニュースを見るたびに全ての神に祈らずにはいられない。