「なくっていいの」(いちご6歳1ヶ月みるく4歳2ヶ月)

今日から12月。
子供達が楽しみにしていたアドベントカレンダーがはじまる。
アドベントカレンダーが届いてからというものみるくは毎日のように「今日12月?」と聞いていた。
まだ11月だよと答えると「じゃあ明日12月?」「いつから12月?」とやつぎばやに質問してくるのだ。
子供達にとっては待ちに待った12月。
普段は寝起きが悪いみるくも今朝はアドベントカレンダー開けるんでしょ?の一言で目をこすりながら起きてきた。
12月っていいなあ。
みるくがアドベントカレンダーの1を開け、いちごはツリーの飾りをひとつ飾る。
明日はいちごがアドベントカレンダーを開け、みるくがツリーを飾る。
一日一日クリスマスが近づいてくる気分が味わえてとても楽しい。
話はかわってお風呂に入る前のこと。
お風呂に入る準備をしてね(=洋服を脱いでネットに入れて洗濯機に入れてトイレもすませてね)と言った私に対して床にころがりながらみるくが言った。
「みるくねえ。はずかしいからおちんちんがないほうがいい〜。」
はい?
「ママみたいがいいのー。ちんちんなくっていいのー。」
・・・・・・
つまり。
ママといちごが同じなのに自分だけ違うのはいやだということらしい。
上記のセリフをくりかえしながらゴロゴロ床を転がっているみるくを見ていちごはこう言った。
「じゃあ、きっちゃえば?」
おい!まてまて。
「あ、でも切っちゃったらおしっこできないから困っちゃうよ」と淡々とつづけるいちご。
「おしりからするからいいのー」と答えるみるく。
こらこら。まてまて。
おしりからおしっこはでません。
「おしりがいいのー。ちんちんなくていいのー。」
泣きそうになりながら言い続けるみるく。
いったいなんなんだ。
どうしたというんだ、今日は。
何かあったのか?
あのねえ、みるく。
形は違うけれどいちごにもちゃんとついてるんだよ。
と、説明したところ「え?どこ?ここ?」といちごの観察をするみるく。
そして納得したらしくなにごとこもなかったかのようにみるくはにこにことお風呂に入った。
ほっ。
同じじゃなくていいんだよ。
『みんな違って みんないい』のさ。