101ちゃん(いちご5歳7ヶ月・みるく3歳7ヶ月)

一週間ほど前からいちごの下の前歯がグラグラしだした。
先日抜けた歯のおとなりさんだ。
今回のグラグラはほんの少しだけなのでこの乳歯が抜けるまでには相当時間がかかりそうだ。
次の永久歯が顔を出してこないかどうか注意して見ておかないといけない。
もし見えたら即歯医者で抜いてもらおうっと。

最近いちごとみるくが幼稚園で絵本を借りてくるようになった。
幼稚園には図書室があり好きな本を借りられるようになっているらしい。
(一度に借りられる冊数は1冊のみ。そして借りている本を返さないと次の本は借りられない)
いちごが先週借りてきたのは「キツネがひろったイソップ物語
みるくが借りてきたのは「はたらく自動車」
どちらも文字が小さく文章量も多かった。
はたらく自動車はともかくイソップ物語の方はダイジェスト版のようになっていてあまりおもしろくなかった。
残念。
そして今週いちごが借りてきたのは「おたまじゃくしの101ちゃん」
みるくは「バスにのって」
バスにのっては文字が大きく文章が短くとても読みやすかった。
ナイスな選択だ、みるくよ。
普段図書館で本を借りる時はくもんの推薦図書のリストから私が選んで予約しておくことが多い。
自分で絵本を選び自分で借りてくるという行為は二人にとって新鮮で楽しいようだ。
私にとっても(こういう本に興味があるのか)と新しい発見があっておもしろい。
いちごはおたまじゃくしの101ちゃんを手にして「これねー。いちごの大好きな絵本なの。」という。
以前読み聞かせたことはあるがそんなに好きとは知らなかったよ。
「おかあさん、読んで」というのでさっそく読み聞かせる。
おもしろいことに読んでいる間、みるくがものすごく真剣に聞いていた。
心配そうな哀しそうな顔で眉間にシワをよせて絵本に集中している。
迷子になった101ちゃんと自分を重ねているのだろうか?
おかあさんが101ちゃんを探し回っている間みるくはずっと哀しそうな顔をしていた。
そして最後のページでみるくはようやく笑顔になった。
みるくの表情の変化がこの絵本の良さをあらわしている。
読み聞かせの醍醐味を存分に味わえた一冊であった。
借りてきてくれてありがとう、いちご。