ディアボロ(いちご5歳6ヶ月・みるく3歳7ヶ月)

ディアボロというのはジャグリングの一種で中国ゴマとも空中ゴマとも呼ばれている。
ランボルギーニの車の名前みたいだが(それはディアブロ)おわんを2個逆さに重ねた形のコマを2本のスティックの間に張った糸であやつるものだ。
土曜日に井の頭公園を散策している時に出会った大道芸人がこのディアボロの北関東チャンピオンだった。
その彼のワザはさすがにすばらしかった。
いちごとみるくは目を輝かせながら夢中になって見ていた。
よっぽど楽しかったのかみるくがそのまねごとをするようになった。
キッコロのポシェットをふりまわしながら「はいっ。次は2つです〜。」などと言いながら大道芸をくりひろげるのだ。
全然芸にはなっていないが。
芸を習得したいという気持ちは大切だ。
別にディアボロでなくてもよいのだが何か一芸に秀でていた方が人生楽しいと思う。
いや。一芸といわず二芸でも三芸でも。
自分の得意な分野を深く追求していってくれたまへ。
ところで今日みるくが口の横をひっかいて少し血を出した。
みるくはティッシュで血をおさえながら「鼻血がでちゃったー」と言う。
するといちごが「ほっぺの血は鼻血っていわないのよ。(ここで2秒ほど考えたあと)ほっぺた血って言うのよ。」とそれっぽく教えていた。
ほっぺた血とは言わないだろうけれど子供は子供なりにいろいろ考えているんだなあと思う一コマであった。