みるく退院(いちご5歳5ヶ月・みるく3歳5ヶ月)

朝起きると外は一面の雪景色だった。
しかもまだ降り続いている。
雪道を歩くのはあぶないので車でパパを駅まで送りこわごわ帰宅。
お昼少し前に病院に問い合わせをしたらみるくは今日退院できるとのこと。
雪がやむのを待っていたのだがまだ降りやまない。
しかたなく雪の中をお迎えに行くことにする。
「これ、みるくくんに持っていってあげるの!」と袋におもちゃや切り抜きのプレゼントをつめるいちご。
さらに「パンも持っていってあげようね」と昨日焼いたハムチーズロールも袋づめ。
かいがいしいお姉ちゃんである。
駐車場はまだまっしろ。
タイヤがすべるのでけっこうこわい。
表通りの車道の雪は溶けているのでそろそろと出かける。
病院へついてみるとみるくは部屋にいなかった。
すっかり元気になって遊戯室で遊んでいるらしい。
その間に退院精算。
区によって細かな違いはあるらしいけれど小学校にあがる前の子供は乳幼児医療費助成がうけられる。
大阪市と違って所得制限がないのがありがたい。
ただし入院中の食費は自己負担であった。
これが意外と高かったけれど医療費を払わなくて良いのは助かる。
精算を終えて再度みるくをお迎えに行くと看護士さんに抱っこされながら窓の外を眺めていた。
私を見て開口一番「おうちかえれるよね!」と大きな声で言った。
うんうん。おうちに帰れるよ〜。
みるくは自分で洋服に着替えて長靴を履く。
完全に体調は復活したらしく再診や薬の指示は何もでなかった。
さ、おうちに帰ろう。
病院の駐車場でみるくは雪の上を歩いて大喜び。
なかなか車に乗ろうとしない。
気持ちは分かるけれどまずはおうちに帰ろう。
なんとかみるくを車に乗せて帰宅。
車からおりるやいなやマンションの駐車場で雪遊びをはじめるいちごとみるく。
気がすむまでしばらく遊ばせておこう。
溶けかけてシャーベット状になっている雪道を小走りで歩きまわるので水がはねるはねる。
しばらく遊んだあとでいちごもみるくも「冷たい〜」と言い出した。
みるくの長靴は丈が短いのではねた水が長靴の中に入ってしまうのだ。
いちごの場合は雪が深いところに入り込んで長靴の中に雪が入ってしまったらしい。
ちょうどよいのできりあげて帰宅。
おかえりなさい、みるく。
元気に帰ってきてくれてありがとう。