セーラームーンを見て泣くいちご

いちごは幼稚園から帰ると見たこともないテレビ番組の話をする。
アバレンジャーセーラームーンプリキュアなどなど。
たぶんお友達とごっこ遊びをして覚えてくるのだろう。
セーラームーンパーンチ!」と言いながら悪者と戦っている。
(そんなワザはたぶんないと思う・・・)
ちょうど友人からセーラームーンスーパーSの英語版ビデオを借りたのでいちごに見せてみることにした。
いちごもみるくも初めてみるセーラームーンに釘付けである。
それはハーメルンの笛吹男に似た話だった。
子ども達が笛の音に誘われてさらわれて行ってしまうのだ。
かけつけたセーラームーンも幻覚にとらわれてしまう。
幻覚の中で幸せな日常生活を送るセーラームーン
この時点でいちごがぽろぽろと大粒の涙をこぼしはじめた。
ええ?何泣いてるの?驚いて聞いてみるといちごは「うれしくて泣いてるの〜。ふえ〜ん。」と大泣き。
え?うれしいの?
つまりいちごは幻覚にだまされているセーラームーンの状況を理解できずハッピーエンドだと思ってうれし泣きをしているわけだ。
いちごよ。だまされてるよ。
結局このあとセーラームーンは幻覚をうち破りハッピーエンド。
よかったよかった。
少しだけ怖いストーリー展開だったので幻覚シーンでほっとして涙がでたのかも。
それにしても。
いちごがテレビを見て泣いたのは初めて。
初めて泣いたテレビ作品はセーラームーンね。
記録しておこう。