かけっこ練習(いちご4歳11ヶ月・みるく3歳0ヶ月)

幼稚園から帰ってきたいちごと一緒に空き地でかけっこの練習をした。
なにしろいちごは「かけっこで世界一番になる!」と豪語しているのだ。
てはじめに今週末の運動会で一等をめざしてもらわねば。
足を高くあげることや手の振り方など教えたいことはたくさんあったのだが何を言っても馬の耳に念仏。
結局のところひとつも実行してくれない。
いちごにつきあって何度も走ってみたものの上達する気配がない。
いつも力をセーブして走っている。
幼児にとって全力で走るということはかなり難しいことのようだ。
たぶん力を出しきるという感覚がつかめないのだ。
ふーむ。
技術的なところから教えようと思ったがそれは無理そうなので精神面から行くことにした。
まずは「必ず一番にゴールする!一番になる!」という強い気持ちが大事だということを教える。
自分が一番でゴールするところをイメージして思いっきり走るのだ。
イメージトレーニングをはじめたところで仲良しのあさちゃん(仮名)がやってきた。
一緒にかけっこの練習をしてくれるという。
最初は二人で楽しそうに走っていたがだんだんほかの遊びに展開していってしまった。
草取りをしたり石拾いをしたりテントウムシを追いかけたり。
当初の目的はすっかり二人の頭の中から消え去ってしまったようだ。
雨が降りそうな気配がしてきたのでみんなでうちへ移動。
(台風21号が近づいてきているのだ)
おやつを食べたあとであさちゃんと一緒にアイロンビーズをして遊んだ。
いちごは小さいおうちをつくって「これがピンポンなの」と呼び鈴もつけていた。
なかなかかわいらしいおうちである。
なによりもいちごが自分で考えてつくったところが評価できる。
いちごはいつも見本を見ながら忠実にそれを再現してつくる。
好きなようにつくっていいんだよ、と言っても「いちごはこれをつくりたいの!自分でつくるのは白組さんになったらするの!」といやがる。
白組さんというのは幼稚園の年長さんのことである。(つまり来年度を意味している)
そんないちごが今日は見本を使うことなく自分で自由につくったのだ。
ちょっと感動。
見本とそっくり同じものをつくるという能力もすごいがやはり自分で創造する楽しさというものを知ってほしい。
またいろんな模様をつくって遊ぼうね。
そのうち立体にも挑戦してみたいな・・・