外好きみるく(いちご3歳7か月・みるく1歳8か月)

みるくは外が大好きだ。
雨が降っていて外に出られない日はエネルギーがありあまってしまうらしく一日中泣いてうるさい。
毎朝、いちごを見送った帰りにみるくにつきあって散歩をする。
たいした距離を歩くわけではないのにゆうに1時間はかかる。
お散歩中のみるくはとても機嫌が良い。
なにかを見ては「うおー」とうれしそうに驚きにこにこしている。
家のまわりでみるくが特に気に入っているスポットが2箇所ある。
1つめは家の前のたんぼ。
先日田植えが終わったところだ。
水が入っているので景色がうつるのが楽しいのだろうか。
稲が風にそよぐのがうれしいのだろうか。
とにかくたんぼの前にじーっと立ったまま動こうとしない。
「うあー」と言いながら足を踏み入れようとするので止めるのが大変だ。
次に足を止めるのが犬がいる家の前だ。
私は最初ここに犬がいることに気づかなかった。
階段をのぼった上に玄関があり、その前に犬がいるので視線を上にあげないと見えないのだ。
みるくの視線は上も下もあらゆる方向を飛びかっているようだ。
指をさして「わんわん!」とくりかえし、階段の下からずっと犬を眺めている。
みるくは犬が大好きなのだ。
お散歩中に犬を見かけるたびにあとを追って歩いていくほどだ。(すぐに引き離されてしまうが)
この2箇所からはなかなか移動することができない。
私はお散歩に出たからにはひとまわりしてみたいのだが、みるくはそうは思わないようだ。
パパにはみるくの気持ちがよく分かるらしい。
パパいわく、別にどこかへ行きたいというわけではなく、ただ外に出て風を感じられればそれでうれしいのだそうだ。
なるほど。そういうものなのね。
パパは子供時代雨の日でもどろどろになりながら外で遊んでいたらしい。
パパもみるくも根っからのアウトドア派のようだ。