行方不明の数分(いちご3歳7か月・みるく1歳7か月)

「あれ?小さいのは?」という義弟の声にみるくがいないことに気づく。
玄関のドアが開いている。
あわてて外に探しに出たが、近くに見あたらない。
結局、家の裏で発見されたのだが探している間生きた心地がしなかった。
みるくは裸足で外に出て犬の水をひっくり返してべたべたになっていた。
はー。無事でよかった。
勝手に外に出ていかないでおくれー。
いちごとみるくは今日も電車見学に出かける。
とにかく電車を見ていればご機嫌なのだ。
パパの弟くんと出かけたりパパと出かけたりじいじと出かけたり。
とにかく手のあいている人に「電車見に行こう」と誘っては連れて行ってもらっている。
電車を何度も見られるのがよっぽどうれしいのだろう。
午後は大島へ船で渡る。
船を待っている間、海浜公園で遊ぶ。
長いローラー滑り台があるのでいちごもみるくもご機嫌だ。
山をせっせとのぼっては滑り降りてはしゃいでいる。
坂がわりと急なので大人にはキツイのだが子供は平気なようだ。
時間がきたので船着き場へ移動。
いちごはそれなりに船に乗ることを楽しんでいるようだが、みるくは全然分っていないようだ。
ほうっておくと海に落ちてしまうので交代でみるくの相手をする。
みるくは船の中に落ちている石や塗装の一部をひろっては口に入れる。
何でも口に入れる時期は過ぎているような気がする。
わざと口に入れて楽しんでいるようだ。
出しなさい、と怒られるのがうれしいらしくにやにやと笑っている。
困ったものだ。
大島で30分ほど待ち、のってきた船にそのまま乗って帰る。
のんびりとした時を心地よくすごした。