麻しん予防接種とお話ごっこ(3歳2か月・1歳2か月)

今日はみるくのはしかの予防接種に行く。
近くに個人医院があるのでお散歩がてら歩いていく。
みるくは目に映る全てのものに興味を示す。
アスファルトをさわって石を取り出そうとしたりするのでなかなか目的地につかない。
たんぼが気になって足が進まないみるくにあわせていちごも牛歩。
なんとかたどりついて診察を受けはじめると、聴診器をあてる段階でみるくは大泣き。
前回注射された時のことを覚えているのだろう。かしこくなったものだ。
注射が終わった後はすぐに泣きやんだ。よしよし。
帰りはハウジングセンターの中を通る。
いちごはところどころに置いてある子供用の遊具でかたっぱしから遊んでいく。
中でもいちごの一番のお気に入りは木でできた汽車だ。
いつもこの汽車にのりこんでながながとごっこ遊びをする。
今日はディズニーランドのパレードを見ているらしい。
「Oh!Goofy is coming!There is Micky!And Minnie comes too!」などと現場中継をしている。
するとみるくがだまされていちごをおしのけて汽車の窓から外をのぞいた。
誰もいないって。わはははは。
今度は汽車にのってパパの会社に届け物をしにいく話になったようだ。
「Mommy Let's go to Daddy's office!」「That is Daddy's office!」と汽車の窓から外を指さすと、またみるくがだまされて窓から外をのぞきこむ。ああ面白い。
家に帰ってランチを食べた後、いちごがテレビの前に立ってひとりごとを言い始めた。
どうやら物語を誰かに聞かせているようだ。
「みなさん、こんにちは〜」ではじまり、ハリーポッターの話を適当につくって話している。
「ハリーとハーマイオニーとロンがいました。ハーマイオニーは『なんでそんなことするのよ〜』と言いました。そこにゴールデンスニッチが飛んできました。」とえんえん続く。
これがかなりおもしろい。
話の内容は原作とは全然関係なく、いちごの日常生活がベースになっている。
子供は自然に物語りをつくれるので素敵だ。
大人になって頭が固くなってしまうとなかなか新しいお話がでてこなくなる。
子供の時はいくらでも空想できたのになあ、と寂しく思う。いつごろから下手になってしまったのだろうか。
もう一度子供の時の心を取り戻せたらもっといちごやみるくの気持ちを分かってやれるのになあ。