抱っこでねんね(いちご3歳2か月・みるく1歳2か月)

週末しかパパに会えないいちごは、パパがいる間はパパにくっついてまわる。
食卓でパパが仕事をしている間、いちごも隣に座ってプリントをした。
パパにほめてもらえるのがうれしくてしかたがないのだ。
「パパ、これは『し』ね?ね?」といちいちパパに確認をとる。
公文は3語読みとひらがなのなぞり書きに入った。
自分が文字を読めるようになった時のことなど全然覚えてはいないが、いちごを見ているとその過程が分かっておもしろい。
まずひとつずつひらがなが読めるようになる。
例えば「かさ」だと「か」「さ」とひとつずつ拾い読みができるようになる。
そして全体を指してつなげて読ませて「かさ」と言わせるのだ。
絵が描いてある横に文字が書いてあるので、「ろ」「ば」と読んだあとで絵を見て「うま」と読んだりする。
これは「ば」を読んだ段階で「ろ」の記憶保持ができていない状態である。
これを何度も繰り返していくうちに先に読んだ文字も保持しながら単語をひとかたまりとして認識していくようになるのだ。
2語の保持ができるようになると3語へ。
それから「あかい かさ」などの文章へ。次に4語へ。さらに4語が入った文書へ、という段階を経て進んでいく。
公文の教材はよくできているなあ、と感心する。
長いお話が読めるようになるのはいつだろうか。楽しみだ。
おえかきズンズン(筆圧をつけるための線書きプリント)をしている時にいちごがお話をつくるのがおもしろい。
いちごとありの絵を見ながら「ありさん、いちごパク」とありにいちごをあげている。
お風呂の絵を見て、「あひるさん、おっこちちゃったの」とあひるをひろって女の子に渡す。
こういう優しさがこの子のいいところだなあとほほえましく思った。

みるくが一人で眠れるようになったので、いちごが私と一緒に寝たがるようになった。
首にしがみついて抱っこ状態のまま眠るのだ。
眠る前に『抱っこでねんねする!』とくっついてくる。
みるくが生まれてから1年以上ずっとがまんしてきたのだろう。
いちごの気がすむまでしばらくは「抱っこでねんね」を続けることにしよう。
夏じゃなくてよかった。