雨と靴屋(いちご3歳0か月・みるく1歳1か月)

朝から雨がざんざん降っている。チャンスだ。
友人に教えてもらった靴屋さんに行ってみよう。
平日でも1時間〜2時間待ちはざらだというので、開店と同時に入る。
雨のおかげで一番乗りだった。
30分くらいかけて一人ずつ丁寧に診断してくださるのがうれしい。
みるくを先に診断し、次にいちごを見ていただく間、みるくには試し履きをさせておく。
15分くらい履かせている間にぺたぺた歩きが治り、かかとがあがって後ろから足の裏が見えるようになってきた。
まだよく転ぶけれども、これならすぐに安定した歩き方を身につけそうだ。
靴が違うだけでこんなに歩き方がかわるとは。
今までは俗にファーストシューズといわれる底がやわらかめの靴を履かせていた。
しかし、赤ちゃんの足はやわらかいので、豆腐のようにちゃんとした枠(靴)に足を入れてあげないとしっかり歩けないそうだ。
言われてみれば当たり前だが、実際には日本で売られているファーストシューズは柔らかいものが大半だろう。
やわらかい未発達の赤ちゃんの脚(ほね)にやわらかい支えのない靴を履かせ続けると足首が湾曲し、ふくらはぎの外側ばかりに筋肉がつく『日本人らしい脚』になってしまう。
早い話、がに股やO脚だ。
ほんの一時間強で靴選びについての意識がガラリとかわった私は、子供のきれいな歩き方と美脚のために投資することにした。
もちろんお店のご主人は無理に購入を進める方ではなく、
「高いものなので一週間ぐらい考えてみてください」とおっしゃってくださるのだが即決。
気になるお値段は。いちごの靴が16500円、みるくの靴は15500円でした。
半年履けるというけれど、さすがはおフランス製。お高い。
いちごの足のサイズは14,5cmでみるくは13,5cm。
2歳も違うのに1cmしか違わない。
どうやらみるくは足が大きい方らしい。
いちごの靴を半年後にみるくにまわせると思っていたのだが、そのうちみるくの足のサイズがいちごに追いついてしまう時がくるのかもしれない。
そうなると出費が倍かかるから痛いなあ。
みるくの場合は家の中でも履かせる。2時間履いて1時間裸足、という繰り返しをするといいらしい。
みるくの月齢では1ヶ月に一度、いちごは2〜3か月に一度診断を受けに通う。
歩き方のチェックや靴の修理、靴のお手入れをしてもらえるそうだ。
ちなみに診断は無料だそうだ。