お月様ごっこ(いちご2歳11ヶ月・みるく1歳0か月)

ひさしぶりに「お月さまってどんなあじ?」を読んだ。
いちごが本棚から探し出してきたのだ。
「ママのおひざに座って読む」というのでひざに座らせて読んだ。
こういう絵本の時間が私は好きだ。
大事なスキンシップの時だと思うし、それよりなにより一緒に絵本を読むということが楽しい。
いちごはお話をすごく気に入って、「もういっかいもういっかい」というので繰り返し読んだ。
何度か読んだあと、いきなりいちごがソファの上にたって背伸びをはじめた。
天井のライトをお月さまに見立てて手をのばしているのだ。
「お月様、届かないね」というので「じゃあお友達を呼んだらどうかな。誰を呼ぶ?」と聞くと「きりんさん!」と答えた。
きりんのふりをしていちごをおんぶする。それでもまだお月様には届かない。
「今度は誰を呼びますか?」と聞くと「おさるさん!」と言う。
ピグレットのぬいぐるみにおさるさんになってもらって、いちごに持たせる。
イスの上に私がのり、その上にいちごがのり、いちごがピグレットを持って手をのばす。
ようやくライトに届いた。
「お月様に届いたね」といちごが喜ぶので、床におろして、今度はお月様のかけらを食べる遊びをする。
木の積み木が床に散らばっていたのでそれをお月様のかけらにした。
プーさんやピグレットにもお月様のかけらを分ける。
いちご・みるく・私もそれぞれかけらを持って食べるふりをする。
お月様のかけらはみんながそれぞれいちばん好きなもののあじがするのだ。
「いちごのお月様のかけらはどんなあじがする?」と聞くと「甘くておいし〜」と言う。
みるくはがじがじとかじっている。
リビングのライトは「ママのお月様」で、その横のガス警報機(これもまるい形をしている)が「いちごのお月様」。そのとなりの警報機(これもまるい。小さい)が「みるくのお月様」で、和室のライトが「パパのお月様」らしい。
一冊の絵本からこうやっていろいろ楽しい遊びができるということがうれしい。
やっぱり絵本はいいなあ。