一歩二歩四歩六歩(いちご2歳10ヶ月・みるく10ヶ月)

ふと見るとみるくが歩いていることがある。
最初は一歩だった。
今朝は二歩歩いているところを見た。
周りや本人が意識してしまうと歩けないらしく、
なにげなく見ていないふりをしながら見ないといけないようだ。
夕方は四歩歩いた。
夜は六歩歩いた。
このまま一気に歩けるようになってしまうのだろうか。
子供の成長はすごい。
できなかったことが急にできるようになる。
ためてためて一気に爆発するかんじに似ている。
1年で歩けるようになるし2年で話せるようになる。
すごいなあ。
そうはいっても野生動物は生まれてすぐに歩くのだから1年もかかるのは遅いともいえるが。

夜、お風呂のあとで花火をする。
いちごもみるくも大喜びだ。
軽井沢にいる間は毎日花火をするのが日課になりそうだ。
そのあと階段のぼり。
みるくは疲れているらしく、2回のぼったらそれ以上はのぼりたがらない。
いちごは「みるくも階段のぼるー!」と無理矢理ひっぱりあげようとするがみるくはいやがってのぼらない。
先にみるくを寝かせてしまおうと、布団に連れて行くと、いちごもついてくる。
みるくを寝かしつけている間、いちごが「げんこつ山のたぬきさん」を歌い出した。
しかたがないのでいちごにつきあって小さな声で一緒に歌う。
いちごの歌声はだんだん大きく速くなっていく。
すると、なぜかみるくが笑い出した。
げんこつ山のたぬきさんの速いバージョンが気に入ったようだ。
うきゃうきゃ笑っている。
みるくが笑うといちごも笑う。いちごが笑うとさらにみるくが笑う。
相乗効果である。
しばらくのあいだ、歌いながらみんなで笑っていた。
何がウケるかわからないものである。