雷と停電と断水(いちご2歳9ヶ月・みるく10ヶ月)

今日はアウトレットでウインドーショッピングをしたあとにTくんの家に遊びに行った。
Tくんは4歳の男の子だ。
この家の庭はすばらしい。滑り台とブランコとターザンロープがあるのだ。
しかもそれは全ておじいさまのてづくりなのだ。これがてづくり?と驚嘆のため息がもれる。
ほかにも子供サイズのテーブルやイス、オーケストラの人形たち、全てが作品である。
すばらしい。
いちごが一番気に入ったのは滑り台。わりと角度が急なので怖がるかと思ったが平気のようだ。
足と手でスピードをころしながら上手におりてくる。
汗だくになりながら遊びまくり、帰ってシャワーをあびてすっきりする。
夕方雷がなりだした、、、と思ったらものすごい雨が降り出した。
すぐにやむ夕立かと思ったがなかなかやまない。
雷鳴がとどろき稲妻が光る。雨音と風の音もすごいセッションをしている。
天空の城ラピュタの竜の巣だ。
近くに雷が落ちたらしくガガーンと大きい音がしたあとブレーカーが落ちた。
稲妻の光を頼りにブレーカーをもどす。電気がついてほっとする。
いちごも「電気ついたね。よかったね」と言う。
この停電のせいで水道もとまってしまった。えらいこっちゃ。
いちごは鳴り響く雷の中でボーゼンとしている。
それでも怖がって泣くほどではないようだ。
怖くないふりをしているのか本当に平気なのかいまいち彼女の表情からは読みとれない。
みるくは完全に怖がっている。
抱いているあいだは平気だが、床におろそうものなら大泣きである。
もともとみるくは大きい音に弱くて大きな音がするとびくっとして泣いてしまうのだ。
雷の音が響くたびに必死でしがみついてくる。
痛い痛いぞ。爪は立てないで〜。