これ、いちごの!(いちご2歳6ヶ月・みるく7ヶ月)

最近のいちごは所有格にこだわる。
「これ、いちごの!」と高らかに宣言するのである。
もちろん同じバージョンで「これ、パパの!」「これ、ママの!」「これ、みるくの!」もある。
一番頻繁に使われるのは、みるくがおもちゃで遊んでいるさいにそれを取り上げる時である。
みるくが何を手にしているとしても「No It's my book! It's mine!」などと言いつつ奪い返すのだ。
そして、オモチャを取り上げられたみるくは泣くというパターンである。
取り上げるだけならかわりの何かを渡してあげられるからいいのだが
困るのは取り返すさいにみるくをどつき倒すことである。
みるくは一人座りを長時間できるようにはなったが、まだ安定度がひくくユラユラしている。
そのみるくをいちごが押せば、当然うしろに倒れる。床で頭を打つ。そして泣く。ふびんだ。
機嫌のいい時はおもちゃを自分からみるくに貸すこともあるが、大抵はみるくが使っていると取り返したくなるらしい。
となりの芝は青く見えるのであろう。
いちごのみるくに対する態度は一日の中でもめまぐるしくかわる。
抱きしめてキスしてみたり、どついてたたいてみたり。
子供心と秋の空。子供の心理は微妙である。