上智大学オープンキャンパス(いちご16歳9ヶ月・みるく14歳10ヶ月)

上智大学四ッ谷キャンパスは四ッ谷駅から徒歩5分。
すぐお隣には迎賓館やホテルニューオータニがある。
フランシスコ・ザビエルの志により設立されたこの大学はイエズス会教育の特徴を受け継いでおり、なんとなく心安らぐ空間であった。
学部ガイダンスを聞いたあとでキャンパスツアーの申込に行ったら一番近い回がちょうど英語のツアーだった。
日本語ツアーがいいなら2時間半後になるけどどうする?と聞くと「どっちでもいいよ」と言ういちご。
「せっかくだったらどうぞ」と英語ツアーをすすめられたのでそちらで申し込む。
開始時間まで少しあったので図書館を見学。
書庫で、映画に出てきそうな巨大かつかっこいい本を発見し、いちごと二人ではしゃぎながらページをめくる。
おそらくラテン語だろうと思うのだが読めないので内容がさっぱり分からない。
何が書いてあるのかなあ。読みたいなあ。
これを解読する講義とかあったらいいのにねーなんて言いながらしばし眺める。
本を戻してキャンパスツアーへ。
案内してくれたのは2年ほど前にアメリカから日本へきたという国際教養学部の1年生。
やや早口だが難しい言葉を使わず分かりやすい英語で説明してくれたので、これならいちごも大丈夫だろうと思っていたのだが。
あとで聞いたら「あんまりわかんなかった」という。
うーん・・・
やはり甚だ無理か・・・
実際に大学に行ってみたら何かがいちごの心に響いて、死にものぐるいで上智を目指す気になったりしないかしらなんて考えは幻だったか。
上智の文学部新聞学科はマスコミに強そうだから出版業界とかにもいいかなと思ったんだけどなあ。
「いちごは出版社に入りたいわけじゃなくて、図書館や本屋さんで働きたいの。文章書くの苦手だし。」といちごが言う。
電子書籍で出版社の将来も危ういし。でも図書館は正規雇用じゃないとお給料安いし厳しいみたい。そもそも空きがなくて就職自体難しそうかなあ。」といちご。
お。一応調べてはいるのね。
お昼は学食で醤油ラーメンを食す。
ほとんどのメニューが売り切れだったためラーメンにしたのだが、おいしかった。
地下の紀伊國屋でソフィアグッズを見ていたら、大学とはまったく関係ないけれど、探していた忍者のマスキングテープと以前からおもしろいと思っていたものさし柄のマステを偶然発見。
ついでにいちごが「折りたたみ傘が壊れた」というのでマステと一緒に購入。
良い買い物ができた。
上智は司書資格がとれなさそう。留学してもあっちでの単位が認められる点はいいけどね。」といちご。
「そもそも留学したくないけどなー。いちごは日本がいいよ。」といちごが言う。
いやいや。ぜひとも一年は留学してください。