包帯はちまき(いちご中3・みるく中1)

みるくは先日痛めた親指に湿布を巻いているのだが、そのままだと湿布がはがれてきてしまうというので包帯を巻いて湿布をおさえている。
その包帯が汚れたので洗いたいけれど、今から洗ったのでは乾かないと登校前に悩むみるく。
それは洗濯に出して、新しい包帯を巻けばよいではないか。
そう思いながらみるくの方に目を向けると体育祭で使用した白はちまきを手に持っているのが見えた。
まさかそれを巻く気なのだろうか。
「きたないなあー」とつぶやくみるく。
どうやら体育祭のあと、洗濯していないらしくはちまきは黒く汚れている。
まてまてまて。
汚いし、おかしいでしょ。
ちゃんと包帯を使ってください。
新しい包帯を渡すと「でももったいないし・・・」とみるくが言う。
いやいやいや。
ぜひとも新しい包帯を使ってください。
そうお願いするとみるくはようやくはちまきを洗面所に残して包帯を使い始めた。
ああびっくりした。
ちまきはあとでちゃんと洗っておいてくださいね。