床で寝るいちごとぼろぼろプーさん救出作戦(いちご中3みるく中1)

昨日リネン一式を交換したが。
子供部屋でのその作業は非常に大変だ。
なぜかといえば、ベッドの上に大量のぬいぐるみが鎮座ましましているから。
彼ら全てをベッドからおろすだけでかなり時間がかかるのだ。
あとでいちごみるくに「大変だったよー」とこぼしたら二人が声をそろえて
「え?一瞬でできる方法があるんだよ、ママ」と言う。
「シーツごとはずして下にまとめて落とせばいいんだよ」とのこと。
なるほど。
ベッドメイキングはそれぞれよろしくね。
「えー・・・今日、塾あるのに・・・」と渋い顔をするいちご。
そうねえ。塾から帰ってからだと疲れているだろうから、塾に行く前にやっておけば?
「予習しなきゃいけないもん」といちご。
3秒ほど考えてすぐにいちごが「いいや。床に布団しいて寝るよ」と言うので驚いた。
えー。床で寝るの?
体が痛くならない?
「大丈夫大丈夫」といちごは軽く言う。
まあ本人がいいならそれでいいけれど。
そういえば。
ベッドからおろしたぬいぐるみたちの中にサンタ服を着たプーさんのぬいぐるみがあったのだが。
ビニールっぽい素材のサンタ服がぼろぼろになってあちこちにこぼれていたため見るにみかねて独断で捨てさせていただいた。
のだが。
いつのまにかいちごがゴミ箱から拾ってもとの位置に戻してあった。
これはさすがに捨てようよ、いちごさん。
今日は燃えるゴミの日なので、ゴミ袋に入れて玄関に置いたらいちごがそれをじっと見ながら「あー・・・いとあはれ・・・」とつぶやいた。
再度ゴミ袋からプーさんを取り出すいちご。
そしておもむろにハサミでサンタ服をじょきじょきと切り始めた。
ぼろぼろのサンタ服をゴミ袋に捨ててプーさんだけ救い出したいちごは「ははははは。どうだー。」と誇らしげ。
なるほど。それならよかろう。
「そのうちプーさんの洋服でもつくるかな・・・」とつぶやきつついちごさん登校。
いってらっしゃーい。