髪を切るパパとみるく(いちご中2・みるく小6)

朝一でパパとみるくが髪を切りに出かけて行った。
卒業式前に伸ばしっぱなしの髪を切ったら?と先週からすすめていたのだがみるくは頑として首を縦に振らなかった。
もうそのままでもいいかな〜と思いはじめていたのだが、パパの命令には逆らえなかったようだ。
帰ってきたみるくは笑いながらもぶつぶつ。
「だってさー。卒業式まえに髪切るといかにも卒業式のためにがんばりました感が出るじゃん。」とみるくは言う。
へー。そういうのが恥ずかしいと思うようになったのね。
「ぼくはいつものぼくのまま卒業式に出たかったんだよ。卒業式のために髪を切ったぼくはいつものぼくじゃないじゃん。」とみるく。
なるほど。
その気持ちは分かる。
確かに最近みるくは少し髪を伸ばしたいと言っていた。
それなら長めの髪のまま参加させてあげればよかったね。
そういう風にはっきり気持ちを説明してくれれば無理に切ったりしなかったのになあ。
ごめんね。