「紙をたてる。高くする。」(いちご中2・みるく小6)

今日と明日は小学校の学校公開。
朝会はまにあわなかったが一時限目から参観。
一番おもしろかったのは3・4時限目の図工の時間。
課題は「紙をたてる。高くする。」
横6cm、縦30cmくらいの細長い厚紙をどうやったら立てられるか。
子ども達が意見をいくつか出したあとで先生が明示したひとつの答えは、縦の真ん中にカッターの裏側でラインをひき、そこで半分に折って立てるというもの。
グループごとに細長い厚紙と薄めの紙が配られる。
高くたてるゲームの開始である。
一人でつくってもよし、グループで協力してもよし。
どんな形をつくりあげるかも自由だ。
紙がたりなくなったら四つ切りの紙から各自切り出すことになっている。
グループごとに全く違った形がつくられていくのがおもしろい。
船形、コロッセウム型、ウエディングケーキ型、立方体、壺型、網の目型・・・。
みるくがつくりはじめたのはテトラパック型。
テトラパック3つの上にさらにテトラパックを積み上げて連結。
ピラミッドはオブジェとしてはとても美しいが、トップが点になっている時点でそれより上に発展させることが難しくなったね。
簡単なのは下に展開することだが、時間がたりない。
残り時間が少なくなり手持ちの紙がなくなったグループの中で、四つ切りの厚紙をそのまままるめて煙突を量産しはじめたグループがいた。
最初に配られた細長い紙を組み立てていた時と違って作業が早い早い。
ぐんぐん高さをのばしていく。
反則技ではないかと心配したが、先生が黙認しているので大丈夫なのだろう。
考えてみれば確かに先生は細長い紙だけを使うようにとはおっしゃらなかった。
解釈は自由だ。
同じ形はひとつとしてなく、それぞれの個性が発揮されていてとても楽しい課題だった。
高さはほかのグループに負けているものの、オブジェのデザイン性としてはみるくのグループが一番美しかったと思う。