みるくと鍵(いちご14歳0ヶ月みるく12歳1ヶ月)

最近みるくが朝起きてこない。
夜ふかしをしているからだ。
強制的に消灯したりもするが、そのあとでまだごそごそしている。
寝るのが遅ければ当然朝起きるのも遅くなる。
7時前後に私が声をかけてからもずっと寝続けているみるくは、8時すぎにパパに起こされてようやくおりてくる。
そして時間が足りないと、顔も洗わず朝食もとらずに登校していく。
自覚してきちんと生活してくれる日はいつかくるのだろうか。
朝がだらしないのも困るが、今日はさらに困ったことがあった。
私がスーパーで買い物中にみるくから電話がかかってきた。
「午前授業だったから早く帰ってきた」らしい。
友達の家に遊びに行きたいというので、戸締まりをしっかりしてから行くように言っておいたのだが。
買い物を終えて家に帰ると玄関の鍵が開いたままだった。
またか。
何回目だ?みるくよ。
あまりのだらしなさに憤慨してみるくを呼び戻す。
友達と長時間ゲームができると考えていたみるくは帰ってくるなり大泣き。
「今日は遊びにいってもいいじゃん。明日いかないから。」とわんわん泣きながら抗議してくる。
逆ギレしているみるくの相手をするのは面倒なので、私は二階の自室に退散。
一人で反省したまへ。
30分ほど待って下へおりるとみるくはまだ号泣していた。
そろそろ反省したかな?と自らの行動を振り返るよう声をかけてみると、泣きながらも「ごめんなさいー」と謝ってきた。
どうしてこうなったと思う?
「遊べるからわくわくしすぎて鍵をかけるのを忘れた」とみるくは言う。
ほほう。
わくわくすると鍵を忘れるのか。
何度言っても君は戸締まりをし忘れるから、今度から同じ状況になったら外出禁止ね。
お互い納得したところで、反省したなら遊びに行ってもいいよと伝えると「ありがとうございます〜」とやっぱり泣きながら出かけていった。
これで少しは気をつけるようになるかな?と思ったのに。
夜、リビングの戸締まりをみるくにお願いしたら、シャッターは閉めたものの、窓は開けたままカーテンが閉めてあった。
翌朝シャッターを開けようとしてその状態に気づいた時の私の驚きといったら。
本当にだらしなさすぎるぞ、みるく。