鍵紛失事件(いちご12歳1ヶ月・みるく10歳1ヶ月)

みるくが学校から泣きながら帰ってきた。
いじめられたのだろうか。
心配して理由を聞いてみたものの、みるくはおいおいと泣き続けており返事ができない。
少し待っているうちにようやくみるくが口を開いた。
「家の鍵おとした・・・」
ランドセルの中のチャックがかかるポケットに入れているのになぜ落ちるのだ。
みるくいわく、いつも教室でランドセルから鍵を出してしまうのだという。
鍵は家に着いてから出すように教えてあるでしょうが。
よりによって、金曜日。
しかも雨。
習字道具、体操服、上靴、傘を手に持っている状態でなぜ鍵も持って歩こうと思ったのか。
ばかめ。
通ってきた道をしらみつぶしに探してくるよう指令を出したところ
「もう探した。交番も職員室も聞いた。でもなかった。」とみるくが言う。
もう一度探していらっしゃい。

・・・・・・30分後。
「全部見たけどやっぱりなかった」とみるくが帰ってきた。
こればっかりは、ないじゃすまされないのだよ。
暗くなってきたので懐中電灯を片手に探索に同行。
「学校も教室から全部見た。学校出る時までは確かに持ってた。と思う。」とみるくは言うが
自信満々に間違えることが多々あるので信用ならない。
通った道を再度たどり、学校へ。
教室からスタートして、下駄箱を見たところで、あっさりと鍵を発見。
さっき下駄箱も見たって言ってたよね?
おぼっちゃまの目は節穴でございますか?
なんにせよ見つかってよかった。
鍵は家に到着してからランドセルをあけて出すこと。
お忘れなきよう。

おまけ。
本日、11年11月11日。
いちごのクラスでは11時11分11秒にみんなで「ポッキー!」と言ったらしい。
楽しそうなクラスだ。