こきんわかしゅ(いちご小6・みるく小4)

いちごが社会の宿題プリントをしている。
問題がクロスワードパズルになっていておもしろそうだ。
「ママ−。あと分からないんだけど。」といちごが聞きにくる。
分からないなら教科書を見なさい。
「えー。教科書二階。」といちご。
必ず教科書に載っているから、持っていらっしゃい。
しぶしぶといった感じでいちごが二階から持っておりてきたのは資料集。
資料集を見て2問解いたいちごが「あとのってない・・・」と言う。
だから、教科書を持っていらっしゃい。
「えー。だって資料集の方がくわしいし。」といちご。
でも載ってなかったんでしょ?
今すぐ教科書をとっていらっしゃい。
さて。
いちごが分からないと言っていた問題はなんと!
「日本最古の歌集」と「朝廷が日本の成り立ちを国の内外に示すためにつくった歴史書」。
当然答えは万葉集古事記日本書紀
古事記は分かったが日本書紀が出てこなかったらしい。
万葉集にいたっては「こきんわかしゅう?一文字あまるんだけど・・・『こきんわかしゅ』でいいの?」と悩んでいた。
歌集なんだから「こきんわかしゅ」のわけがあるまい。
よもやこんな基本問題でつまづいているとは驚いた。
中学受験の弊害ってよく言われるけれど、受験勉強しないゆえの弊害もかなりあると思う。
受験生なら(受験生でなくても?)当たり前に知っているはずの基礎知識をいちごは習得していない。
このまま中学生になって大丈夫なのだろうか。
不安だ。