暗算力を身につける(いちご10歳8ヶ月みるく8歳9ヶ月)

先日図書館で借りた栗田哲也先生の「暗算力を身につける」という本がよかったのでamazonにて一冊購入。
暗算にはいろいろな方法があるが、学校で教えてもらうわけではない。
計算問題を数解いていくうちに自然に自分で法則を見つけ工夫するようになるのだと私は思っていた。
ところが。
いちごはいつまでたってもその境地に達しない。
みるくはといえば、ゲームの攻略のように自分で技を編み出していっているように見える。
これはきっと性差もあるのだろうなと納得し、いちごには直接暗算方法を解説しながら練習問題を解かせることにした。
たとえば。
79+47をどう計算するか。
いちごは一の位→十の位の順に筆算をしていく。
みるくは79を80−1と考えて47に80を足して1をひく。
たとえば。
1000−632をどう計算するか。
いちごはやはり筆算で一の位から計算しようとするわけだがみるくは逆に上の位から計算していく。
1000を990+10と考えるわけだ。
百の位は9から6をひいて3、十の位は9から3をひいて6、一の位は10から2をひいて8、だから答えは368。
これは「9、9、10の法則」と言うらしい。
このように。
いくつかの問題を暗算で解かせて「今どうやって解いた?」と聞くと二人の思考経路がよく分かる。
そして本に載っている解き方を紹介すると「ああ、そうやって解いたよ」とみるくは言い、
いちごは「ああ!なるほど!」と目から鱗が落ちたように反応する。
ああ、やっぱりいちごは暗算の仕方を知らなかったのね、と納得。
もちろんみるくが知らなかった解き方も載っている。
この本を通して二人の暗算力が向上することを期待したい。
ちなみに。
1000−632を計算する場合、私は栗田先生が紹介している第三の解き方で解く。
1000−632のうち、632の方を主役とし、「632はあといくつで1000になるでしょうか」と考える方法だ。
みるくの解き方とほぼ同じだが、どちらを主と見ているかだけが違う。
結局のところ、どんな解き方でもよいが工夫してラクに早く計算できるようになればよし。
楽しんでやってみましょう。