科学者みるく(いちご9歳8ヶ月・みるく7歳8ヶ月)

朝、みるくが「ママ、空気は窒素と酸素とあとなんだっけ」と聞いてきた。
窒素が8割弱で酸素が2割強。
あとはアルゴン(アルゴンってなんだ?)や二酸化炭素とその他いろいろ。
・・・という話をしていたら。
二酸化炭素があるなら三酸化炭素もあるの?」とみるくが素朴な疑問を投げかけてきた。
一酸化炭素はあるけど三酸化炭素は聞いたことがないなあ・・・と私が言うと
一酸化炭素ってなに?」とみるくがすかさずつっこむ。
冬場にストーブなどが原因でおこる一酸化炭素中毒による死亡のニュースを見たことがあるでしょ。
不完全燃焼がおこると発生する無味無臭で有毒な気体だよ。
「中毒ってなに?なんで死んじゃうの?」
みるくの疑問はつきない。
そういえばなんで一酸化炭素を吸うと死ぬんだっけ。
中毒になるからとしか考えたことなかった。
そんなわけで一酸化炭素中毒について調べてみたところ。
「血中のヘモグロビン(酸素を運ぶ物質)は酸素よりも一酸化炭素の方が親和性が強い。
そのため、一酸化炭素を吸うと血液が酸素を運ぶ機能が低下し全身の酸素の供給が足りなくなり死に至る。」
ということがわかった。
ちなみに「中毒」の意味は「生体内に入った薬物・毒物や生体内の代謝産物によって病態や機能障害が生じること」だそうな。
三酸化炭素についても調べてみたが。
二酸化炭素と酸素原子との不安定な反応生成物」なので実際には存在しないようだ。
炭素原子1個と酸素原子2個が結びついてできた二酸化炭素の状態が一番安定しているわけだから
一でも三でも不安定すぎてそのままではいられないわけね。
今日も朝からみるくのおかげで勉強になったわ。
「なぜなんだろう」と考えてそれを調べることって大事だね。
そんなみるくの最近の夢は「科学者になること」。
公文のプリントをしながら「みるく、国語や算数より科学の勉強したいんだけど・・・」と彼は言う。
国語は全ての教科の基礎だし、算数も科学を学ぶ上で必要だ。
まずは土台を固めたまへ。