みるくおでこにケガ(いちご小3・みるく小1)

そろそろ下校時間だなと時計を見た矢先。
小学校の保健室から電話がかかってきた。
みるくが校門前で転んでおでこをぶつけたのだという。
「病院に連れて行く必要はないと思いますが一応頭のことなので念のためお迎えをお願いします」と保険医の先生はおっしゃる。
あわてて小学校へ。
みるくいわく同級生の女の子二人に追いかけられて逃げる途中で転んだのだそうな。
しかしなぜおでこを強打?手でかばわなかったの?
「スピードがでてたからまにあわなかった」とみるくは言う。
保険医の先生は語る。
「おでこをぶつけたあとあまりの痛みに身動きがとれなかったらしく校門の前でたおれていたそうです。
上級生の女の子が私を呼びにきてくれたんです。」
「女の子二人があやまりにきてくれたんですけど、ちょうど保健委員会の最中だったので事情がよくわからなかった私が
『明日にしてね』と追い返してしまったんです。すみません〜。」と先生は続ける。
みるくのおでこははれあがってけっこう痛そうな見た目になっている。
あいかわらず顔のケガが多い男である。
空手や柔道に通わせて受け身を習わせた方がよいのではないだろうか。
後頭部を打った場合と違い、おでこの場合はさして心配はないらしいので家で様子を見ることに。
帰り支度をしていたら携帯がなった。
電話の向こうでいちごが「ママー。今どこにいるのー。」と泣いていた。
あわてていたのでいちご宛に書き置きをおいてくるひまがなかったのだ。というか思いつかなかった。
帰宅するといちごが大泣き。
「ステキなニュースがありまーすって帰ってきたらピンポン何回しても出なかった。
ドアもどんどんしたのに。鍵あけたら誰もいなくてこわかった。」と一通り泣いてから落ち着いたいちごが言う。
ごめんねー。
予告なしにママがいなかったのは初めてだったから驚いたよね。
それでもちゃんと鍵をあけて家に入って中から鍵をかけて携帯でママに連絡したのはえらかったね。
もしまた同じような状況があったらその時も今日のように冷静に対処してくれたまへ。
そして次は泣かないでね。
ところでステキなニュースとはなにかというと。
校外の書き初め展にクラス代表としていちごが出展することになったのだという。
愛媛でばあばに教えていただいたおかげである。
いちごのクラスで選ばれたのは二人。
もう一人の女の子は習字を習っているという。
お正月にがんばったかいがあったね。
おめでとう〜。