みるくほぼ復活(いちご5歳11ヶ月・みるく3歳11ヶ月)

みるくはまだ少しハナとセキが出るものの、それ以外はすっかり元気になった。
部屋の中をとびまわっているので幼稚園に行かせようかとも思ったが明日名古屋に移動するので大事をとり休まさせることにした。
「みるくねえ、ノドが痛いから幼稚園お休みする」と病人ぶっていたわりにはおとなしく眠るどころかかるたやトランプを部屋にバラまいては手品のまねごとをして遊んでいる。
しばらくはご機嫌で遊んでいたのだがやはり一人じゃつまらないと思ったのか「いーちゃん遅いね。いーちゃんまだかな。」といちごの帰りを気にしだした。
午後2時すぎ、幼稚園から帰ってきたいちごを見て「いーちゃん、おかえりー!」と喜ぶみるく。
当のいちごは「おトイレ〜もれる〜」ともじもじして靴も脱げないありさま。
なんとか靴を脱ぎ鞄を置いてトイレへ行ったものの間に合わなかったようで無言でうつむきながらトイレから出てきた。
パンツとズボンはぬれたものの床はぬれなかったようだ。
そしてやはり無言のままパンツとズボンを脱ぎ洗面所で黙々とお洗濯。
洗ってしぼって洗濯機へ。
ハイ。上手にできました。エライエライ。
でも次からはちゃんとバスに乗る前にトイレをすませてきて下さいね。
来春からは小学生になるんだからおもらしなんてしてたら恥ずかしいですよ。
洗濯のあとは幼稚園の荷物の片づけ。
いちごが持ってきた連絡帳を開けてびっくり。
先生に渡すはずだった欠席届が入ったままになっている。
これを提出しないと来週お休みできませんよ、いちごさん。
さあどうする?
「ママに幼稚園まで車で送ってもらって先生に渡す」
ママは夕食の支度中だから送れませんよ。
「ポストに入れて送る」
それじゃ遅いでしょ。もっと他に早くて良い方法はない?
ここでみるくが「電話したらいいんじゃない?」と助け船を出した。
それよ、それ。
ママはその方法を思いついてほしかったのよ。
かしこいぞ、みるく。
「先生に電話するから電話番号教えてください」といちごが言うので番号を紙に書いて渡してみた。
一人でどこまでできるのか見てみようと思ったがほどなく電話の子機を持ってきて「ママ、かけて下さい」ときた。
ここで私が電話をかけてようやく一件落着。
この間、一時間近くかかっている。
いちごのセリフとセリフとの間隔がものすごく長いのだ。
もうちょっとテンポよくお願いしますよ、いちごさん。