カブトムシとの別れ(5歳10ヶ月・3歳11ヶ月)

カブトムシを飼い始めてから2週間。
いちごとみるくは時々カブトムシを見て喜びはするもののそれほど興味がなくなってしまったようだ。
世話もきちんとしないので自然にかえすことにした。
どこではなすか悩んだすえ「釣りに行きたい」という二人の希望も考慮し奥多摩へドライブ。
川で釣りのまねごとをして遊ぶ。
本格的な釣りならともかくまねごとなので二人ともすぐに飽きてしまったようだ。
サンダルを脱いで川にはいり、小石遊び開始。
みるくは大きめの小石をとってきては川の中央に向かって投げる。
ドボン。トポン。と音がするのが楽しいらしくせっせと拾ってきてはひたすら投げ続ける。
石をひろう時にしゃがみこむのですぐにおしりはびしょぬれ。
水のはねかえりでシャツもびしょぬれ。
車に着替えを積んでおいてよかった〜。
いちごは洋服がぬれないように注意しながらきれいな小石を集めている。
みるくのように投げることはせずひたすらコレクション探し。
いちごは着替えなくても大丈夫そうかな?と思ってみていたらいちごの隣でみるくがドボンドボンと石を投げ入れるのではねた水がいちごにもかかって結局びしょぬれ。
みるくめ。
それにしてもこういう時のみるくはとてもイキイキとしている。
満面の笑顔でいそがしく動き回っている。
ぬれないように気をつけるという配慮など皆無である。
「ここから先は深いから行かないように」とパパから注意されること十数回。
何度言われても次の瞬間には忘れてしまうらしく前へ前へと進んでいく。
いちごはパパに言われたラインを守りじっとたたずみながら小石探し。
実に対照的でおもしろい。
16時になったところで帰りましょうという放送が流れた。
いちごが小石を持って帰りたいというので虫かごからトンボを逃がし、かわりに小石を入れる。
川のそばにはカブトムシによさそうな木がなかったのでそのまま帰路につく。
「カブトムシ、はなさないのー?」と不思議そうな二人。
カブトムシに対する執着はないようだ。
やっぱり君たちは虫を飼うのにむいてないぞ。
帰る途中でよさげな雑木林を発見。
そっとカブトムシをはなして「バイバーイ。元気でねー。」とお別れをした。
広いところに出られて喜んでいることだろう。
2週間、ありがとう。