いちごの俳句(いちご5歳1ヶ月・みるく3歳1ヶ月)

いちごとみるくはとても仲がよいがケンカもよくする。
仲直りをする時にいつも二人の間では「ごめんなさい」「いいよ」という会話がなされるのだが最近これがおもしろい。
みるくが「ごめんね!」と大きい声で言うといちごが「もっと小さい声で言って」と言うのだ。
みるくが少し小さい声で「ごめんなさい」と言うとさらにいちごが「もっと小さい声で」と言う。
この繰り返しでどんどん声は小さくなり二人ともささやき声で「ごめんなさい」「いいよ」と言うことになる。
このやりとりがおもしろいらしくケンカしていたはずの二人はいつのまにかけらけらと笑っている。
見ている私もちょっとおもしろい。
家族みんなで笑っていると人生は明るく楽しい。
今日はピアノ教室のあとであさちゃん(仮名)の家へ遊びに行く予定だったのだがあさちゃんの体調が悪いのでキャンセルになった。
かわりに家でのんびり遊ぶ。
いちごが紙とえんぴつを持ってきてなにやら作業をしている。
何を書いているのかな〜と思っていたらA4紙を半分くらいの大きさに切り取り私のところへ持ってきた。
紙の表側には「なんこつや」の五文字とお皿にのったなんこつの絵。
裏側には「なんこつや こりこりこりと あきのくれ」と書いてあった。
いちご人生初の俳句である。
公文でいつももらっている俳句カードそっくりにつくってある。
これは先日の昼食でなんこつを食べている時にいちごが詠んだ俳句だ。
「足もとは もうまっくらや 秋の暮れ」という草間時彦の俳句と秋元不死男の「鳥わたる こきこきこきと 缶切れば」の2つから連想してつくったのだろう。
なかなかおもしろいセンスだ。
人の俳句のまねをするのではなく自分の言葉で俳句がつくれるようになるのはいつだろうか。
楽しみだ。