あさちゃんといちごとアメ(5歳0ヶ月・3歳0ヶ月)

いちごの熱はすっかり下がり元気に幼稚園へ出かけていった。
今日は絵画教室の日なので少しのんびりできる。
DVD作成作業をしている間にお散歩に行ったり公園に行ったりして過ごした。
みるくは公園が大好きだがあまり遊具で遊ばない。
地面に木の枝で絵を描いたり砂で遊んだりするのが一番楽しいらしい。
砂遊びをはじめると何時間でもえんえんと遊び続けるので待っているのは疲れるがラクといえばラクだ。
私はその間読書をすることにしている。
みるくは時々私のところに戻ってきて「ママ、おいで!」と描いた絵を見せに連れて行ってくれたりする。
あとは虫探し。
虫が動くのがおもしろいらしくつついてはうきゃうきゃと笑う。
今日もアリを追いかけてしばらく遊んでいた。
そっと扱うようにと注意しておかないとすぐにつぶしてしまう。
なぜか捕まえたアリを道路に運び「バイバイしてきたよー」と報告しにくる。
いちごも砂遊びが大好きでよく「白砂つくってるの」と白い砂を運んでいる。
なぜか「白砂」にはこだわりがあるようだ。
泥だんごのしあげに使う砂だからだろうか。
今日も幼稚園へ迎えに行ってみるとやはり白い砂で遊んでいた。
仲良しのあさちゃん(仮名)が「いちごちゃんアメいくつもってる?私落としちゃったんだけど一個くれない?」と聞いてきた。
(絵画教室では終わった時にアメを2つずつもらえる)
「これはみるくの分だからだめ」と言ういちご。
いちごはいつも自分の分の他にみるくのためにアメをひとつ多めにもらってきてくれるのだ。
みるくのアメのほかにいちごは2つ持ってるでしょ。1つあさちゃんにあげたら?と提案すると無言で抵抗するいちご。
あさちゃんはアメを落としちゃったんだって。いちごは2つ持ってるから1つ分けてあげようね、と言うとしばらく考えたあとで私にアメをひとつ渡して「ママがあげて」と言った。
いちごがあげた方があさちゃん喜ぶよ、と言っても「ママが!」の一点張り。
どうやら自分であげるのはてれくさいらしい。
結局私があさちゃんに渡すことになった。
あさちゃんにありがとうとお礼を言われていちごは照れたのか逃げていった。
あさちゃん喜んでたね。よく我慢したね。えらかったね。いいことしたね。といっぱいほめたらいちごは少し誇らしげな表情で笑った。
もしまた同じようなことがあったら次は自分で渡せるといいね。