破られた絵本(いちご2歳8ヶ月・みるく9ヶ月)

いちごは点滴がはずれたので、病室内を自由に動き回っていた。
おやつもイスに座って机で食べていた。
病室の机とイスは子供サイズなので、すわりやすく使いやすいようだ。
おままごと気分なのかもしれない。
テレビを見る時もイスで見ている。
象さんの絵がついたイスを気に入っているらしい。うちにはこういう子供イスはないのだ。
動く時もイスにすわった状態でイスを持ち上げて動く。やどかりのようだ。
みるくは病室に入れないので、ドアの外でみるくを抱っこして立っていたら
いちごがみるくにイスを持ってきてくれた。なかなか優しいではないか。
そのあと自分のイスも持ってきてみるくのとなりに座った。
実にかわいい光景である。愛だね。
いちごのとなりのベッドの女の子はいちごより3か月年下。
いちごの方がほんの少しだけお姉さんである。
いちごがイスに座るととなりに座りたがるし、いちごが後ろを見ると彼女も同じポーズをとる。
自分が年上の子のマネをするのではなくて、人にマネされるのは初めての経験ではないだろうか。
お姉さん気分なのか、いちごは彼女に靴をはかせてあげたり肩をぽんぽんと優しくたたいてあげたりしている。
普段はお友達と一日中一緒にいることはないので、これはこれでいい経験かも。
でも、「ぐるんぱのようちえん」の中の2ページがびりびりに破られていた。
いちごが絵本をわざとびりびりに破ったのは初めてだ。
ストレスだろうか。
退院したらしばらくは甘えさせてあげよう。一週間よくがんばったね。
明日はいよいよ退院だ。