夢の時間割(いちご小6・みるく小4)

学校から帰ってきたいちごが連絡帳を取り出しながら言う。
「明日はいちごが『あったらいいな』と思ってた夢の時間割なんだよ。」
「2時間ずつの時間割がいいなと思ってたんだ」
ほほう。
どのような時間割なのかな?
「家庭科・家庭科・図工・図工・音楽鑑賞・音楽鑑賞の6時間」といちご。
それはすごい。
好きなものづくしの一日だね。
「図工は想像の世界っていうのを描くの」といちごが言う。
それはおもしろそうだ。
そういえば毎年廊下に飾ってあったっけ。
いちごはどんな世界を描くのだろうか。
楽しみだ。
みるくは「都道府県紹介の宿題がでた」と短歌づくり。
地図帳や教科書を見ながらどんどんつくっていくのはよいのだが、
あいかわらず量より質なところがいかんともしがたい。
もう少し時間をかけて字数や単語を推敲すればすごく良いものができるのに。
まあ、これはこれでおもしろいからいいのかな。
でも漢字はもうちょっと使ってほしい。

「かみづくり みつまたこうぞ ゆうめいで ゆずもいっぱい こうちけん」
「しこくちほう くだものいっぱい くりやみかん くだものいっぱい えひめけん」
「ベジフール すだちたけのこ つるぎざん げんしりょくひつともない とくしまけん」
「うどんなど ためいけいっぱい まんのういけ げんしりょくひとつもない かがわけん」
みそかつ てばさき てんむす キャベツなど とよたしゆうめい あいちけん」
「がっきとか ちゃばたけいっぱい くるまもね オートバイもある しずおかけん」
「くすりなど ちょうこくかいづか むかしのもの いっぱいいっぱい とやまけん」
「へいあんきょう むかしのもーの たくさんの きんかくじなど きょうとふ」
「せーきゆと コシヒカリある ながおかの ゆうめいたたかい にいがたけん」
「わじまぬり むかしのもーの たくさんの くたにやきなど 石川けん」
「えちぜんがに おいしいかにです めがねフレーム わしもいっぱい ふくいけん」
「レタスレタス レタスばっかり 日本アルプス 有名有名 ながのけん」
「フルーツの いっぱいいっぱい ぶどうもも なしはないけど やまなしけん」
「タイルなど しらかわごう ゆうめいの せきがはらのたたかい ぎーふけん」