本物のモリゾーとは(5歳5ヶ月・3歳6ヶ月)

モリゾーの絵をじーっと見ながらいちごが「モリゾーの目はおくすりの目だね」とつぶやいた。
は?
お薬の目っていったいなに?
10秒ほど考えてようやくカプセルのことを言っているのだと気づいた。
確かにモリゾーはカプセル型の目をしている。
なるほどねえ。
よく見てるね。
そういえば、と、昨日IMTSに乗っていた時のことを思い出す。
IMTSは万博会場内の専用道路を走る無人バス。
インテリジェント・マルチモード・トランジット・システムのことだ。
IMTSは無線通信の自動運転なので運転手がいない。
運転席にはモリゾーのぬいぐるみが座っていた。
いちごとみるくは「モリゾーが運転してる!」と大喜び。
ところが出発してすぐにみるくが「ママ、モリゾー運転してないよ。ハンドルが動いてるだけだよ。」と言い出した。
よく見てるなあ。
いちごはみるくのセリフを受けて「だってあれは本物のモリゾーじゃないもん。ぬいぐるみのモリゾーだよ。」とみるくに教える。
その通り。
それではいちごが言うところの本物のモリゾーってどれだ?
いちごいわく「大きくて動いているのが本物」らしい。
つまり着ぐるみのことね。
残念ながら昨日は本物のモリゾーとキッコロに会えなかった。
「いちごね、キッコロに会いたいの。キッコロが大好きだから」といちごは言う。
昨日いちごとみるくはキッコロのポシェットを買った。
いちごは「キッコロキッコロ」とポシェットを肌身離さず持ち歩き夜も一緒に布団に入るほどの気に入りようだ。
確かにキッコロはかわいい。
29日は会えるといいね。