花山椒(いちご大3・みるく大1)

パパが買ってきてくれたお店のメニューで花山椒がたっぷり入っているものがあった。
パパは花山椒がことのほか好きらしい。
「花山椒はほんの短い時期しかとれないから。花山椒が使ってあるなら買うしかない。」のだそうな。
ふむ。確かにおいしい。
「うまいだろ?」とご機嫌なパパを見ながらおそるおそる箸をのばすいちご。
食べる前にいちごが「どんな味?」とみるくに聞く。
「香りたつよ」とみるく。
「香りたつ」と繰り返すみるく。
「なんで二回言ったの?」といちご。
「大事なことだから」とみるく。
たぶん他に表現のしようがなかったんだろうなあ。
食べてみたいちごが「ライトな青じそ」と言う。
ん?つまり青じその方が香りが強いってこと?
「サイズ感じゃない?」とみるく。
ああ。花山椒は小さいから接種した香り量が少ないってことかな。
「うん。まあそんな感じ。」といちご。
みるくは気に入った様子だが、いちごは嫌いではないけれど積極的に好きというわけではないようだ。
まああまり好きになられてもお高いから困るんだけどね。